AIコーディングツール比較: Copilot vs Cursor vs Devin
Copilot、Cursor、Devinの3つを、料金・機能・使いどころで比較。自分に合うツールが分かる。
- AIコーディングツールの違いが分からない人
- Copilot・Cursor・Devinのどれを選ぶか迷っている人
- 副業で開発案件を受けたい人
Photo by Brad Neathery on Unsplash
3つのツールの位置づけ — 「自動化レベル」で選ぶ
この3つのツールは、すべて「AIでコードを書く」ことを支援しますが、自動化のレベルが全く違います。この違いを理解することが、ツール選びで最も重要です。
レベル1:GitHub Copilot — 「優秀な入力予測」
GitHub Copilotは、タイピング中に次のコードを予測して補完してくれます。Google日本語入力の予測変換のコード版のようなイメージです。あなたが「function calc」まで入力すると、Copilotが「ulatePrice(total, taxRate)」と続きを提案。
自動化レベル:補完 — あなたが書く主体。AIは「次の行」を提案するだけ。
レベル2:Cursor — 「AIアシスタント付きエディタ」
Cursorは、自然言語で「この関数をリファクタリングして」「この機能を追加して」と指示すると、該当箇所のコードを書き換えてくれます。ChatGPTとエディタが融合したようなツールです。
自動化レベル:生成 — あなたが指示を出し、AIがコードを書く。あなたはレビューする。
レベル3:Devin — 「自律型AIエンジニア」
Devinは、タスクを指示すると、コード作成からテスト実行、PR作成まで自動で完結します。人間のエンジニアにタスクを投げるのと近い感覚です。
自動化レベル:自律 — あなたはタスクを渡すだけ。AIが一人で完了までやる。
つまり、3つのツールは「自動化レベル」が全く違う。あなたが「自分で書きたい」ならCopilot、「AIに書かせたい」ならCursor、「AIに全部任せたい」ならDevin。
料金比較 — 月額と隠れたコスト
3つのツールの料金を比較します(2026年9月時点・1ドル=150円換算)。表示価格は月額ですが、それぞれに「隠れたコスト」があります。
| ツール | 月額 | 無料枠 | 隠れたコスト |
|---|---|---|---|
| GitHub Copilot | 約1,500円(10ドル) | 月2,000行の自動補完 | なし(月額固定) |
| Cursor | 約3,000円(20ドル) | 基本機能(機能制限あり) | なし(月額固定) |
| Devin | 約30,000円〜 | あり(機能制限) | ACU(Agent Compute Unit)消費に応じて追加課金 |
隠れたコストの注意点:
- Copilot:月額固定なので隠れたコストはなし。ただし、学生やOSS貢献者は無料
- Cursor:月額固定。ただし、高速なモデルを使う場合はリクエスト制限がある
- Devin:月額30,000円に加えて、ACU(Agent Compute Unit — Devinの計算リソース消費単位)が含まれており、複雑なタスクを多く処理するとACUが尽き、追加課金が必要になる場合がある
つまり、コストパフォーマンスはCopilot>Cursor>Devinの順。ただし、自動化レベルが高いほど作業時間が短縮されるため、「時間あたりの稼ぎ」で見るとDevinが有利な場合もある。
機能比較 — 何ができて何ができないか
3つのツールが「何ができて何ができないか」を整理します。機能の違いを理解すれば、自分の用途に合ったツールが明確に分かります。
GitHub Copilotの機能
できること:
- コード補完:次の行を予測して提案
- チャット質問:コードについて質問に答える
- コード説明:選択したコードの説明
- テスト生成:関数のテストコードを自動生成
できないこと:
- ファイルをまたぐ大規模な変更
- ゼロからプロジェクトを作成
- テストの実行と結果の確認
- 自律的なバグ修正
Cursorの機能
できること:
- 自然言語でのコード生成:「この機能を作って」と指示
- コード編集:既存コードの修正、リファクタリング
- Composer機能:複数ファイルをまたぐ変更
- コード補完:Copilotと同等の補完機能
- チャット質問:コードについて質問に答える
できないこと:
- テストの自動実行と結果確認
- 自律的なバグ修正(指示が必要)
- PRの自動作成
Devinの機能
できること:
- タスクの自律実行:指示から完了まで自動
- コード作成・編集:複数ファイルをまたぐ変更
- テスト実行:テストを書いて実行し、結果を確認
- バグ修正:エラーを発見して自動修正
- PR作成:変更内容をまとめてPRを作成
- 複数モデル使い分け:タスクに応じて最適なAIモデルを選択
できないこと:
- 要件の決定(人間が「何を作るか」を決める必要がある)
- クライアントとのコミュニケーション
- デザインの最終判断
つまり、機能の豊富さはDevin>Cursor>Copilotの順。ただし、機能が多いほど月額も高くなるため、「自分に必要な機能は何か」で選ぶのが重要。
開発シーン別おすすめ — 「これを作るならどれ?」
具体的な開発シーン別に、どのツールが適しているかを回答します。
シーン1:Webサイト制作(LP、ブログ、ポートフォリオ)
おすすめ:Cursor(月額3,000円)
Webサイト制作はHTML/CSS/JavaScriptが中心。Cursorに「ランディングページを作って。ヘッダー、ヒーロー、機能紹介、CTAを含めて」と指示すれば、一気にコードを生成してくれます。Copilotでもできますが、ゼロから書く必要があるため時間がかかります。Devinでも可能ですが、Webサイト1サイト30,000円の案件ではDevinの月額が利益を圧迫します。
シーン2:Webアプリ開発(チャットボット、管理画面)
おすすめ:Cursor + Devinの組み合わせ
簡単なアプリはCursorで、複雑なアプリはDevinで。例えば、チャットボットのフロントエンドはCursorで作り、バックエンドのAPI連携はDevinに任せる。月額33,000円かかりますが、1アプリ50,000円〜100,000円の案件なら十分に利益が出ます。
シーン3:バグ修正・リファクタリング
おすすめ:Cursor(月額3,000円)
「この関数のバグを修正して」「このコードをリファクタリングして」と指示するだけで、Cursorが該当箇所を修正。Devinでもできますが、バグ修正1件5,000円〜10,000円の案件ではDevinの月額が見合わない。Copilotはバグの箇所を自分で特定する必要があるため、効率が悪い。
シーン4:複数案件の並行処理
おすすめ:Devin(月額30,000円〜)
Devinはタスクを丸投げできるため、3つの案件を同時に進行できます。Cursorだと1件ずつ順番に処理する必要がある。月10万円以上の売上を見込めるなら、Devinでスケールするのが最も効率的。
シーン5:プログラミング学習
おすすめ:GitHub Copilot(月額1,500円)
コードを自分で書きながらAIに補完してもらうことで、プログラミングの基礎が身につきます。CursorやDevinはAIがコードを書いてしまうため、学習効果が低い。「学びながら稼ぎたい」ならCopilotが最適。
- Webサイト制作 → Cursor
- Webアプリ開発 → Cursor + Devin
- バグ修正 → Cursor
- 複数案件の並行処理 → Devin
- プログラミング学習 → Copilot
組み合わせ戦略 — 「1つに絞らない」選択肢
1つのツールに絞る必要はありません。実際、月5万円以上を稼いでいる人の多くは複数のツールを組み合わせて使っています。
パターン1:Copilot + ChatGPT Plus(月額4,500円)
Copilotでコードを書きながら、ChatGPT Plusで設計やアイデア出しをする。学習効果を重視する人向け。月3〜5万円の売上で十分に利益が出る。
パターン2:Cursor単体(月額3,000円)
最もシンプルでコスパが良い。Webサイト制作とバグ修正を中心に受注。月5〜10万円の売上を見込める。
パターン3:Cursor + Devin(月額33,000円〜)
簡単な案件はCursor、複雑な案件はDevinに丸投げ。月10万円以上の売上を見込める人向け。スケールに最適。
つまり、ツールは1つに絞らず、自分の稼ぎ方に合わせて組み合わせるのが最も効率的。最初はCursor単体で始め、受注が増えたらDevinを追加するのがおすすめ。
まとめ
この記事で分かったことをまとめます。
1. 自動化レベルで選ぶ
- Copilot(月額1,500円):補完。自分で書く人向け
- Cursor(月額3,000円):生成。AIに書かせたい人向け
- Devin(月額30,000円〜):自律。タスクを丸投げしたい人向け
2. 開発シーン別のおすすめ
- Webサイト制作 → Cursor
- Webアプリ開発 → Cursor + Devin
- バグ修正 → Cursor
- 複数案件の並行処理 → Devin
- プログラミング学習 → Copilot
3. 組み合わせも視野に
- 最初はCursor単体で始める
- 受注が増えたらDevinを追加
- 学習重視ならCopilot + ChatGPT Plus
つまり、3つのツールは「どれが一番良いか」ではなく「自分の目的に合うのはどれか」で選ぶべき。月5万円を狙うならCursor、月10万円以上を狙うならDevin、学習しながら稼ぐならCopilot。まずは自分の目的を明確にし、それに合ったツールを選ぶのが成功の鍵です。
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